80年前の終戦の年、宮城県の蔵王連峰の不忘山にアメリカ軍の爆撃機B29が3機墜落し乗っていた34人のアメリカ兵が全員、死亡しました。

地元住民らは、その後兵士たちの死を悼み慰霊碑を建立しました。
敵国のアメリカ兵をなぜ弔ったのか。
当時を知る人や、その家族の証言から慰霊碑建立に込めた思いに迫ります。

蔵王連峰の南端に位置する、不忘山です。

あるものを自分たちの目で確かめるために山頂を目指しました。

中村洋輝記者
「山頂から300mくらい下ったところにこの不忘の碑が、およそ64年前に設置された不忘の碑が今もここに設置されています」

「不忘の碑」は3機のB29が墜落した不忘山に眠るアメリカ兵を弔う慰霊碑です。

80年前不忘山に墜落したB29爆撃機3機 米兵34人が犠牲に

高橋昌行さん
「B29墜落の爆音だけ聞こえてきた恐ろしくてがたがた震えていた」