国内で一機だけ、愛媛県愛南町に保存されている「幻の戦闘機」紫電改。

戦争の記憶を生々しく伝えるその機体は偶然海底で見つかったものでした。
その引き揚げの経緯が分かる公文書が今年、見つかりました。
証言と併せてお伝えします。
①「紫電改の発見」
1978年、愛媛県愛南町沖の海底でダイバーが偶然見つけた1機の飛行機。

発見した久保巧(77)さんは、機体はほぼ原型を留めていて、すぐ「戦闘機」だと分かったと振り返ります。
(紫電改を発見した久保巧さん)
「影が見えて船かな石かなと思って近付いたら4枚のプロペラが目の前に現われ、『えっ!?飛行機だ』と思った。操縦かんを握って白骨遺体がこっちを睨んでいるかと思って、急にこわくなって慌てて戻ってきて…」

ほどなくして、見つかった機体は当時、「幻の戦闘機」と呼ばれていた紫電改だと
判明しました。

















