スーツケース放置にホテル困惑…「本当に不用品なのか」「危険物が入っているかも」

井上キャスター:
ここからは、放置されたスーツケースについてです。番組の取材中にも壁際に放置されているスーツケースがありました。実は今、各空港でも問題になっているようです。

成田国際空港警察署では8月17日時点で約70個のスーツケースが保管されています。“捨てられたものかどうかわからない”ので、保管期限まで保管しておかなければいけません。

2024年には約700個、2025年は既に400個以上例年にないハイペースだということです。

また、テロ対策のため、危険物であるか確認が必要で、数が増えると処分費用も増えてしまいます

また、放置されたスーツケースは新宿、大阪、銀座などの路上にもあるそうで、壊れているものもあれば、新品同様のスーツケースもあるということです。

大阪・関西万博の影響で外国人観光客の過去最多を更新した大阪では、大阪観光局が宿泊施設に「『スーツケース放置』が問題になっているか?」調査をしたところ「問題になっている」と答えた宿泊施設は85%でした。

ホテル従業員の皆さんは、困惑しているといいます。

▼部屋に放置:本当に不用品なのか分からない
▼中身が不明:危険物が入っていても確認できない
▼スーツケースは「産業廃棄物」処分には高い費用がかかる