ソバの花の時期を迎えた長野市戸隠。
群馬での全国大会を優勝という結果で終えた戸隠分校のそば部は、東京で開かれる全国高校生そば打ち選手権に向け朝から練習に励んでいました。
選手権では準優勝が最高。今年は初優勝を目指します。
選手権では、「水回し」、「のし」、「切り」の3つの工程を担当する人を自分たちでは決められず、当日、大会側が指定した担当を受け持つことになります。苦手とするところを減らし、全ての技術を上げる必要があります。

山口萌さん:「のしが苦手なので、そこを伸ばしつつ、他の水準も上げていければと思います」

今月6日、東京で行われた全国高校生そば打ち選手権大会。強豪の福井県の高校など27チームが出場しました。

最初に出場したのはBチーム。それぞれの担当は…
1年生の三澤さんが「水回し」、3年生の山口さんが「のし」、伊藤さんが「切り」
それぞれが苦手な分野を担うことになりましたが、ベストを尽くします。
一方、Aチームは、優勝した群馬の大会と同じ、自分の得意な分野となりました。

徳嵩由奈さん:「3年間やってきた中で、一番きれいにできたんじゃないかというぐらい」
迎えた結果発表。10位からチーム名が呼ばれていきます。
Bチームは9位でした。そして。

大会関係者:「第2位長野県、長野吉田高等学校戸隠分校Aチーム」
戸隠分校のAチームは惜しくも、準優勝。
部長 長田桃子さん:「自分がもっと上手かったら1位になれたのかなとか思うと、2人に申し訳ない。悔しいです。とにかく」

全国制覇に向けて毎日のように練習してきた3年生。
そば打ちにかける情熱は後輩へと受け継がれていきます。