兵庫県の阪神甲子園球場で行われている全国高校野球選手権。全国49代表校の最後の登場となった神村学園が、13日長崎の創成館と対戦しました。
神村学園は、開幕試合勝利の創成館と対戦。
(記者)「快晴の甲子園球場です、1000人を超える応援団が神村ナインの背中を後押しします」
(吹奏楽部 柳田美妃部長)「神村サウンドで選手を応援していきたい」
アルプススタンドには、在校生のほか保護者やOBら、およそ1300人が駆けつけ声援を送りました。
いちき串木野市の神村学園でも、お盆休みに学校にかけつけた生徒らおよそ60人が甲子園へエールを送りました。
神村の先発はエースの早瀬。初回からいきなり魅せます。140キロ台後半の速球で押し2アウトとすると、続くバッターを147キロのストレートで空振り三振。上々の立ち上がりを見せます。
しかし、2回以降は毎回ランナーを背負う苦しい展開に。それでも要所を締め得点を与えません。
(早瀬投手の母・由香さん)「ここまでハラハラしている。(失点)ゼロで頑張ってほしい」
試合が動いたのは、7回表。ヒット2本を浴び、2アウト3塁2塁とされると、ワイルドピッチで先制を許します。
それでもそのウラ、神村は6番・西原(にしはら)がようやくチーム初ヒットで出塁。しかし、この回も無得点に。
1点差で迎えた最終9回。この回先頭の今岡。ホームランまであともうひと伸び。レフトの好守にはばまれます。
4番・梶山も打ち取られ2アウトと、後がなくなった神村。それでも、続く代打の今井。
代打起用に応える2年生の一振りで同点のランナーが出ます。ここで打席には、7回にヒットを放った西原。
最後まで1点が遠かった神村。0対1で敗れ、初戦敗退となりました。
(今岡拓夢主将)「ずっと準決勝の壁を乗り越えるという一心でチームでやってきたので、こういう結果に終わって本当に悔しい」
(早瀬朔投手)「なかなか打てない中で自分がどうやって打撃陣を助けるか、最少失点で抑えるんだという気持ちで投げた」














