旅の始まりを告げる「新幹線」の車内メロディー
出張や旅行など多くの機会で利用する「新幹線」駅から出発、または、目的地に近づいた時に車内でメロディーを聞いたことがあると思います。
筆者が主に利用するのは、新大阪駅~博多駅を結ぶ“山陽新幹線”です(【画像①】は岡山市東区の宍甘遊園地から撮影した、爆速でトンネルに入る直前のN700系)。
山陽新幹線の車内では、山口百恵さんの”いい日旅立ち”。このメロディーが流れると、「いよいよ到着!手荷物を棚から降ろそうか…」と準備を始めるシーンが思い浮かびます。

ここで、このメロディー、一体どのタイミングで流れているのか?と疑問が…。
・車掌さんがボタンを押しているの?
それとも
・新幹線のシステムで自動に流れているの?
考え始めると気になって仕方がなくなり、JR西日本に聞いてみることにしました。
車内メロディー どんな仕組みなの?
まず曲名ですが、正式名は「いい日旅立ち」ではありませんでした。
(JR西日本 中国統括本部 経営企画部)
「JR西日本車籍の新幹線車内で流れる車内メロディの曲名は『いい日旅立ち・西へ』となります(ハローキティ新幹線、ONE PIECE新幹線は、オリジナルメロディのため含みません)」
(ちなみにご覧になったことがない方のために。。。JR西日本限定の700系「ワンピース新幹線」全3編成は【画像②~④】500系ハローキティ新幹線は【画像⑤】に)




新幹線の車内で流れている曲はJR西日本のDISCOVER WESTキャンペーンソングになった、鬼束ちひろさんの「いい日旅立ち・西へ」でした。
2003年10月のダイヤ改正に伴い、山口百恵さんの「いい日旅立ち」の歌詞などを書き換え、リバイバルされたもので、20年余りにわたり新幹線の車内チャイムとして使用されてきました。
“いい日旅立ち・西へ”の車内メロディーですが、実は2パターンあります。どのような使い分けがされているのでしょうか?