「失言」を許すな

加藤氏は、政治家による“失言”とその“撤回”にも問題提起する。

「失言が報じられると、すぐに『取り消せ』という声が上がり、最終的には『発言を撤回します』で済まされる。これはおかしいと思います。発言を簡単に取り消させてはいけません」

その理由は、「発言はその人の思考の表れ」であり、安易に撤回を認めてしまえば、また同じような発言が繰り返される恐れがあるからだ。

「発言には責任が伴います。その発言を背負い続けてもらわないと困る」と加藤氏は強調する。