これから紅葉シーズンを迎える京都で、オーバーツーリズム問題が深刻化。地元住民らを悩ます迷惑行為は、京都市内だけではなく、市外の小さな町でも起きているといいます。秋の京都で一体何が?実態を取材しました。
嵐山の人気スポットで急増「竹への落書き」

京都・嵐山。紅葉はまだこれからですが、メインストリートは連日、外国人観光客でごったがえしています。
インバウンド客のお目当ては、約7000本の竹が続く「竹林の小径」。日本らしい風景として人気の名所で、記念撮影を目的に立ち入り禁止エリアに侵入する、観光客による迷惑行為が横行しています。人力車の引き手が注意しても…しばらくすると再び観光客が侵入していきます。
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さらに、より悪質な問題も起きています。
(嵐山商店街 石川恵介会長)「このあたりにも残念ながら、アルファベットなのかわからない言葉もあるんですけど」
竹への落書きです。名前のようなものやハートマークまで。今年の春ごろから急増していて、市が10月に行った調査では約350本の竹で落書きが確認されたといいます。














