ICBMが日本の排他的経済水域、EEZに落下するなど、これまでにないペースでミサイル発射を続ける北朝鮮で何が起きているのか。
「お金も、米もない…」北朝鮮国民の悲痛な声とは。
■北朝鮮がミサイル乱発 専門家は「非常に“実戦想定”したもの」と指摘
11月3日以降も北朝鮮はミサイルを連続して発射。労働新聞は7日、様々な種類のミサイルの写真を掲載し軍事訓練を実施したことを報じた。韓国軍によると、北朝鮮は11月2日~5日の4日間で、少なくとも33発のミサイルを発射している。
11月18日にはICBM、大陸間弾道ミサイル「火星17」を発射。日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下した。19日の労働新聞には金正恩氏が妻、娘と視察した様子が掲載され、「ミサイル実験は成功した」と強調した。
日下部正樹キャスター
「様々なタイプのミサイルを撃っているが、そこから見えてくる北朝鮮の軍事技術は?」
慶應義塾大学 礒﨑敦仁教授
「実戦を想定して配備して訓練を行うという段階に入っていますね。短距離だけではなく、中距離、長距離ミサイルも開発し、それが実際に夜中でもいつでも、どこからでも、どこへでも飛ばせる体制をとっておきたいという、非常に実戦を想定したものになっていますね。北朝鮮が自らの軍事力に自信を深めている証拠ということになります」