旅先で…帰宅困難者 相次ぐ
夏休みの旅行先で交通手段を失う人も多くいました。
渡辺峻アナウンサー
「鎌倉駅前には、タクシーに乗ろうと、たくさんの方が並んでいます」

鉄道がストップした鎌倉駅。タクシー乗り場には、長蛇の列ができていました。炎天下、時刻表の前で汗をぬぐう女性や、券売機の前でぐったりする人たちの姿も。
鉄道だけではありません。
渡部峻アナウンサー
「津波警報の影響ということで、鎌倉駅前のお店はシャッターを閉めています」
旅行先での津波警報、避難した観光客も多くいます。
鎌倉市では議場を開放、避難所にしていました。
避難者
「夏休みで家族で横須賀に泊まりに行こうと思った。電車乗っているときに津波警報がきて」
「鎌倉で行き止まりになっちゃった感じ。(警報の)アナウンスの音が大きくて、ちょっと怖かった」

海外からの観光客も多い鎌倉、外国人も多くいました。情報を得ようとしているのでしょうか、多くの人がスマホを操作しています。こうした観光客のため…
英語でアナウンス
「皆様にお知らせです。午後1時現在の列車運行状況について最新情報をお伝えします」
複数の言語で情報を提供していました。
近くの市役所でも…
渡部峻アナウンサー
「避難所となっている鎌倉市役所の中です。列をなしていて、最後尾が見えなくなるほど長い列となっています」

窓口も外国人の姿が多くあります。この長い行列の理由は…
渡部峻アナウンサー
「ちょうど臨時バスが出るところです。市役所の入り口から、帰宅困難な方が臨時バスに乗っていきます」

市が用意した臨時バスです。運行しているモノレールの駅まで帰宅困難者を運んでいたのです。
移動に困る人は他にも。午後6時ごろ、京浜急行・堀ノ内駅前にはタクシー待ちの列ができていました。
タクシーの列に並ぶ人
「警報が出て、すぐ帰ってくださいということで、お昼くらいに(職場を)出たんですけど、まだ家に帰れません。2時間くらいになっちゃう」
「横浜に着いた時に警報になってるって。大変ですね、もう疲れちゃって」
岐阜から来た家族連れ。子どもは疲れ切っています。都心方面からの電車は、ここでストップ。堀ノ内駅より先に向かう人が並んでいるのです。
タクシーに乗り込む人
「2時間半待ちました、約3時間。同じ方向だから、みんなで」
交通機関にも大きな影響を与えた津波警報。気象庁は、注意報が解除されるまで安全な場所から離れないよう呼び掛けています。














