「優しさを組織せよ」

神戸:
「優しさを組織せよ」という言葉が、キーワードとして出てきました。
小宮:
それは、この本の1つのメッセージです。
梶原さんが宇賀神寿一さんを取材した中で出てきました。
神戸:
宇賀神さんとは、桐島の友人で、指名手配され逃げていた方ですね。
小宮:
やっぱり、この言葉が今全てかな、と思いたいです。
神戸:
今の時代だからこそね、「優しさを組織せよ」という言葉を感じてもらいたいですね。
小宮:
そう思いますね。
首相官邸前での「石破さん辞めるな」デモを見ていても、「まさに、これって優しさを組織せよなんじゃないか?」と勝手に想像したりしています。

映画『桐島です』のポスター ©北の丸プロダクション

神戸:
福岡市のKBCシネマでは上映が始まっていますし、佐賀市のシアターシエマでも8月末に1週間の上映が予定されています。
小宮:
8月22日にはブックスキューブリック箱崎(福岡市東区)でトークイベントをやるので、遊びに来てください。
神戸さん、待っています。
神戸:
分かりました、ありがとうございます。

『爆弾犯の娘』刊行記念
 著者・梶原阿貴さんトークイベント&サイン会 8月22日(金)19時~




◎神戸金史(かんべ・かねぶみ)
1967年生まれ。
学生時代は日本史学を専攻(社会思想史、ファシズム史など)。
毎日新聞入社直後に雲仙噴火災害に遭遇。
東京社会部勤務を経てRKBに転職。
やまゆり園事件やヘイトスピーチを題材にしたドキュメンタリー映画『リリアンの揺りかご』(2024年)は各種サブスクで視聴可能。
5月末放送のラジオドキュメンタリー『家族になろう ~「子どもの村福岡」の暮らし~』は、ポッドキャストで公開中。