25日の山陰地方は、鳥取市では38度を超え、米子市では37.6度と今年一番の暑さになりました。
島根県では雲南市の尾原ダムの貯水率が50パーセント切る見通しで、
25日から放流量を通常の半分にしました。

今年最高の暑さになった米子市。
絶好の海水浴日和となった皆生温泉海遊ビーチは、多くの観光客で賑わっていました。

大阪から
「ええ温度で、遊ぶにはバッチリの水温と、気温と天気」

兵庫から
「砂浜がすごい暑くて、水に入ったときすごい気持ちいい」

こちらの家族は、ビールとクリームソーダで乾杯です。

広島から
「昼に飲むビールは違いますね」

一方、海水浴中でも注意が必要なのが熱中症です。

米子市観光協会 石倉准次郎さん
「体が冷えているとどうしても体感温度が低く感じてしまうんですけど、海の中でも汗をかきますので、こまめな水分摂取をしていただければと思います」

また、皆生温泉海遊ビーチでは、25日から8月24日まで毎日午後9時からミニ打ち上げ花火が予定されていて、ますます盛り上がりをみせそうです。

「本日13時から第3次渇水調整に入るということで決定した」

雲南市の尾原ダムでは貯水率が26日には50%を切る状況となり、今後もまとまった雨を期待できないことから、ダムを管理する出雲河川事務所は25日斐伊川渇水調整協議会を開き、さらに流量を制限することを決めました。

今月初め以降、貯水率の低下に伴い放流量を減らして来ましたが、25日から下流部の流量を正常時の半分にします。

国土交通省出雲河川事務所・児子真也事務所長
「(尾原ダムが)建設されて以来のですね、危機的状況である」

尾原ダムの水は主に農業用水に使われていますが、今回の制限を行っても、このままの状況が続けば8月28日には計算上貯水率がゼロになる見通しです。

記者 入江直樹
「これから稲の実が大きくなって来る時期だけに、コメ不足の今、我々にとっても正に心配な状況です」