岩槻で開かれた「ともちゃん地蔵と中国残留日本人について知る会」

7月5日(土)、岩槻区の「ふれあいプラザいわつき」で「ともちゃん地蔵と中国残留日本人について知る会」が開かれました。
会ではまず、絵本の読み聞かせや、ともちゃん地蔵が建てられた経緯の説明がありました。

絵本「ともちゃんのおへそ」の読み聞かせ
岩槻の「ともちゃん地蔵」について説明する「岩槻ホタルの会」の新井治会長

帰国した中国残留邦人の体験を伝える「戦後世代の語り部」

そして、関東地方に暮らす88歳の元残留孤児の男性の人生を、本人から聞き取った今村幸一さんが語りました。
今村さんは、首都圏中国残留邦人支援・交流センターから派遣された「中国残留邦人等の体験と労苦を伝える戦後世代の語り部」です。

絵を描いて説明する「戦後世代の語り部」、今村幸一さん

男性の当時の写真などは、ほとんど残っていません。
今村さんは、自分で描いた絵を見せながら、当時8歳の男性が暮らしていた集落から避難する途中で、家族と生き別れになった時のことを語りました。