「長期的視点から政策を」 有権者に求められるリテラシーとは?
7月20日、投開票日を迎えた参院選。参議院として独自の視点で取り組むべき課題は少なくありません。
街の声
「『子育て支援』というところは重要かなと。小さい子どもいますので」
「『年金』がもらえなくなるとか話もあるので」
ところが現状、各党とも長期的視点が求められる課題への取り組みより、「目先の票」にとらわれているのではと、高宮助教は懸念を示します。

拓殖大学(現代日本政治) 高宮秀典 助教
「今、物価高・インフレが問題化している中で、本質的に解決するための『賃上げ』などが本来争点になるべき。与野党ともに『減税』か『給付』かという近視眼的な政策を訴えているのは問題。長期的視点から政策を訴える政党が少ない。その中で『よりマシなものを選択する』というリテラシーが有権者に求められている」
今回、結果次第で政権交代や枠組みの変化も起こりうる選挙。日本の将来を見据えて一票を投じることが望まれます。