『フードバンクにいがた』では、夏休みなど学校の長期休みの前に、こうした大規模な支援会を年20回ほど開いています。止まらない物価高騰で、訪れる人は増加傾向です。

フードバンクにいがた 眞木英明 副理事長
「毎年1万品目、1万5000品目値上げが続いている。今年だけではなく、ここ2、3年くらい続いているので、これだけ物価が上がってくると、今までの収入だけだとやってられないということで、生活に困っている方々は間違いなく増えている」

例えば、カレーライスを家庭で1食作る費用は増え続け、今や441円です。帝国データバンクが発表している「カレーライス物価」は食材費や光熱費などを盛り込んだもので、去年5月は323円でしたが、14か月連続で上昇し、過去最高となりました。大きな要因はコメの価格高騰で、白米のコストは1年前の倍になっています。

この日の支援会では、1世帯5キロのコメが配布されました。政府に申請して助成を受けた備蓄米です。去年12月以降、およそ5トンを受け取りましたが、支援には毎月2トンは必要で、備蓄米だけでは足りないのが現状です。