共産党の新人・荻野優子 氏(33)

共産・新 荻野優子 氏
「声を上げれば、社会は変わるし、変えられる。これが私のスローガンです」

共産党の新人・荻野優子 氏。今回の参院選で候補者5人のうち最年少の33歳です。動きやすいジーンズにTシャツのカジュアルな格好で、県内各地を駆け回っています。

これとあわせて力を入れているのは、SNSの活用です。「X」と「インスタグラム」の投稿は荻野氏の担当で、移動している最中などに行います。

共産・新 荻野優子 氏
「SNSで発信すると、家にいながらも本物の街頭演説を見られたりするので、やらないというのは、もったいない時代かなと」

動画は街頭演説で同行している人に撮ってもらうほか、自分1人で撮影することもあります。

選挙初挑戦の荻野氏を共産党県委員会は全面的に支えています。
街頭に立つさいは大半の場所で、地元の県議や市議が一緒に活動しているほか、2024年の衆院選に青森1区で立候補し、知名度がある齋藤美緒 氏もサポートしています。その存在は大きく、荻野氏は昼休憩の時などにアドバイスをもらっています。

共産・新 荻野優子 氏
「インボイス廃止、消費税を5%にすることでインボイスも廃止できると聞いて、自分は会社を経営しているけれども、インボイスを廃止してくれないと、(会社は)1~2年もたないかもしれない、本当に大変だからと」

吉俣 洋 県議
「一方的に話をするのも大事ですけれども、よく話を聞いて、みんなの声で政治を変えていく選挙にできればいい」

荻野氏は、街頭演説では非正規雇用で10年間働いた経験を交えながら、県民の暮らしの底上げを重点的に訴えています。

共産・新 荻野優子 氏
「青森県は、あまりにも最低賃金が低すぎます。2つ、3つといくつも仕事をかけ持ちして、何百万円もの奨学金を返している人。高い学費が原因で進学を諦めた人とも出会ってきました。私もその1人です」

7月12日には、田村智子 委員長の応援を受け、共産党支持層を固めていて、終盤戦は大票田の青森市や八戸市を周り、票の掘り起こしを図ります。

共産・新 荻野優子 氏
「本当に青森のことをよくしたい。青森でみんなが、若い人たちを含めて生活できるように、生きていけるように、がんばりたい」

荻野氏は、県内を駆け巡り、暮らしを向上させる政策を浸透させながら初当選を目指します。