立憲民主党の新人・福士珠美 氏(60)

立憲・新 福士珠美 氏
「張り切りすぎて声をからしてしまいました。一回からしたあとが本物の政治家の声だ」
今回の参院選が選挙初挑戦となる立憲民主党の新人・福士珠美 氏。民放テレビ局でアナウンサーを務めた経験があり、標準語で聞きやすい発声を身につけていましたが、選挙戦では有権者により身近に感じてもらうため津軽弁を交えて演説するようになりました。

立憲・新 福士珠美 氏
「のれそれけっぱって、なんたかった勝利つかむはんで、どうぞ皆さんよろしくお願い申し上げます」
課題の知名度不足を解消するため頼りにしているのは、これまで培ってきた人脈です。

五所川原市金木町出身ですが、父親の転勤で小学校は東北町、中学校は平内町に住んでいました。街頭演説での知人との再会は、心の支えになっています。

選挙戦では、党本部は青森県を最重点区に位置づけていて、小川淳也 幹事長や泉健太 前代表が応援に入りました。さらに、野田佳彦 代表は2度県内に入り、手厚く支援しています。
福士氏は物価高対策を訴えの中心に据え、票の掘り起こしを図っています。

立憲・新 福士珠美 氏
「食料品の消費税0%、ガソリン暫定税率ゼロ。この2つをなんとしても実現させていきたい。変えようというその力、どうぞ私にください。青森から政権交代の大きな風を起こしましょう」

選挙戦では、2024年の衆院選で立憲が躍進した津軽地方で訴えが浸透しているほか、八戸市でも演説に多くの聴衆が集まるようになり、手ごたえを感じているといいます。
立憲・新 福士珠美 氏
「(人数は)予想をはるかに超えていて、支援の輪が広がっている。一期一会だなと思って、どこの地区に入っても全力で訴えを続けていきたい」

青森から政権交代のうねりを巻き起こそうと、福士氏はマイクを握り、有権者と握手を重ねます。
