<質問>
気候変動に伴い、熊本県内では川辺川でのダムの建設を含む治水対策などのあり方が議論になっていますが、今後の治水対策のあるべき方向性について、どのように考えますか。また九州の災害拠点としての熊本の役割はどうあるべきと考えますか。合わせて150文字以内でお答えください。

諸派・新人の立花勝樹候補(57)
専門家に意見を求めながら対策するしかない。

自民・現職の馬場成志候補(60)
災害から地域住民の生命・身体・財産を守り抜くことは政治の要諦。その上で流域自治体と国及び県が進めている流水型ダムを含めた緑の流域治水を進めていくことは大切である。九州の中央に位置し、様々な防災拠点としての司令機能が集積している熊本の強みを生かし、広域的な大規模災害対策活動を行う司令塔になるべき。

参政・新人の山口誠太郎候補(36)
河道掘削や宅地嵩上げ、治水ダム及び情報伝達網のハード整備を行い、ソフト対策では田んぼダムや雨庭、AI洪水予測等も活用する。また、ハザードマップを利用した住民の危機管理意識向上と弱者への配慮も必要。地震、洪水被害からの復興経験を活かし、政府や自治体、自衛隊と連携して災害時等の対応拠点の役割を担う。

立憲・新人の鎌田聡候補(60)
「緑の流域治水」の考え方は賛同するが、ダムに過度に依存せず、山林に手入れをして、山の持つ保水力を高める必要がある。河川が排水溝化している。田んぼダムや地下水浸透桝の普及で、河川に負担をかけないような自然と調和した治水対策を進めるべき。

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