
(井村隆介准教授)「火山灰交じりの噴煙を上げている火孔の列がみられる。6月30日にはなかった火孔列、連続噴火の途中でできた。北側の火孔では足りないので、新たな火孔ができたと考えると、やはり活動的な状況が進展しているのかなという感じは個人的にうける」
新燃岳の噴火警戒レベルは、3の「入山規制」が継続中で、気象台は火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に、おおむね2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。
井村准教授は「今後、大きな噴火が発生する可能性があり、噴石が警戒範囲の火口から3キロを超えて飛ぶこともあり得る」と話します。

(井村隆介准教授)「今、火口から3キロ以内が制限されているが、もっと大きな噴火になると、5、6、10キロと火山礫(かざんれき)が風下側に飛ぶような噴火になることを心配している」
7日夜にかけて、噴煙は火口から南西の霧島市牧園・溝辺方向に予想されます。