霧島連山の新燃岳で7月6日、火砕流のようなものが流れ下る様子が見られました。専門家が7日、JNNのヘリコプターから火口の様子を確認しました。

火山地質学が専門の鹿児島大学の井村隆介准教授は7日、上空からヘリで火口の様子を確認しました。6日の現象を「高温の火山灰や火山ガスなどが火口から流れ下る『火砕流』」とみています。

(井村隆介准教授)「赤外線カメラで撮ったが、表面の温度が50度以上と高くなっているので、噴煙もかなり温度があった状態。『火砕流』が流れたと考えていい。いつ発展するかマグマが直接出るような噴火になるかわからないが、これまで通りマグマ噴火に気を付けてほしい」