ゼレンスキー大統領については、亡命政権を作るためにウクライナを離れるという情報がある。米英の情報機関、軍事特殊部隊による混成チームが、ゼレンスキー大統領をウクライナから退避させ、亡命政権を発足させる国の絞り込みも進んでいるという。
しかし、大統領自身は一貫して「キエフに残る」と言う。これが意味することとは・・・
防衛研究所 山添博史主任研究官
「ロシアにとって一番望ましいのは『ゼレンスキーは悪役でダメな指導者』と思われてウクライナの議会で降ろされること。暗殺、殺害は次の段階のこと。これに反しゼレンスキーが言っているのは『自分が命を危険にさらしてでもここに残っているということは、ロシアのやりたいことの一番逆のことだ』ということなんです」
森本敏元防衛大臣
「ゼレンスキー大統領はなかなか行政手腕が優れている。(中略)今や国民の英雄みたいになっている。しかし、ロシアはゼレンスキーがどこにいて、何をしているかは把握していると思う。殺そうと思ったら衛星と巡行ミサイルを使えば、そんなに難しいことではない。ただ、国内でどんな指示を出しているのか、あるいは諸外国のリーダーとの交信状態など、場合によってはすべて掴んでる。だとすると生かしておいたほうが便利だ。最後にキエフが陥落して、引っ張り出されて、ロシアに連れて行って裁判にかけるとこまではしたいと思っているに違いない。(中略)究極的には彼を殉教者にしない。今殺してしまうと圧倒的にロシアが不利になる。ゼレンスキー大統領が殉教者になることは避けたい。犯罪人として裁きたいと(プーチン大統領は)思ってるに違いない」
ロシアに生かされているのかもしれないが、絶対に逃げない大統領の存在は、反ロシアで団結するウクライナ人のよりどころであることは確かだ。東野准教授は言う…。
筑波大学 東野篤子准教授
「ウクライナ人が団結をしていることに、ゼレンスキー大統領は応えなければいけない。
国民と大統領の相互作用が今最高潮の高まりを見せている。そのような中で亡命というのは非常に考えにくい」
かくしてロシアが当初の予想もしなかったウクライナの抵抗は今も続いている。今回の戦争がもたらした“ロシアにとって予想外“なことがもうひとつある。それは・・・
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