公示された参議院選挙 宮崎選挙区では4人による選挙戦がスタートしました。立候補者の顔ぶれです。

参院選・宮崎選挙区に立候補したのは、届け出順に、諸派で政治団体「NHK党」の新人、北川哲平氏、参政党の新人、滋井邦晃氏。
立憲民主党の新人、山内佳菜子氏、自民党の現職、長峯誠氏の4人です。

3日の候補者の第一声について、MRTは、キーワードの使用頻度や重要度などを色や大きさで可視化するAIツールを使い「見える化」しました。

また時間配分にも注目し、どんな主張に時間を費やしたか読み解きました。候補者は有権者に何を訴えたかったのでしょうか。

諸派で政治団体「NHK党」の新人、北川哲平氏は、SNSを使って選挙運動を展開することにしていて、党勢拡大を目指しています。AIによる分析で目立ったキーワードはNHK党の党首、「立花孝志」氏の名前。居住地である兵庫県の知事選挙をめぐる報道を批判し、立花氏が政治活動を続けることで真実が発信され、日本に対して貢献ができると訴えました。

(北川哲平 候補【諸派・新】)「宮崎県の方が何かこう思いを共感いただけた時に、NHK党の選択肢がないっていうのは避けるべきだろうなということで」

時間配分を見ても偏向報道の批判や立花氏が政治家として活動を続ける必要性を強調。

党の方針や宮崎選挙区で出馬した理由を説明しました。

参政党新人の滋井邦晃候補は、組織や業界に属さないしがらみのない政治・政党をアピールし、初めて議席を獲得した東京都議選での結果を追い風に保守や無党派層への浸透を図ります。AIによる分析で目立ったキーワードは、党の名前である「参政」。先人たちから受け継いだ国をどんな国していくのか、先人たちに恥じない子供たちへ胸を張れる生き方をしたいなどと日本人が幸せになる政治を訴えました。

(参政党・新人・滋井邦晃候補)「こんな状況だからこそ参政党にはやらなければいけない役割というのは非常に大きなものがあると思っています」

また、時間配分では、政治を志したきっかけなど政治信条についてが75%を占めたほか、「日本人ファースト」を掲げる参政党の役割を強調しました。

立憲民主党・新人の山内佳菜子氏は、知名度向上を図るため公示日までに県内各地で取り組んできた街頭演説や対話会で聞いた有権者の声から、地方が抱える課題解決に取り組みたいとしています。

AIによる分析で目立ったキーワードは「故郷」。「物価高対策」として、食料品の消費税率を時限的に0%にし、導入までに1人2万円を給付することや、ガソリン暫定税率の廃止を実現し、故郷での生活を支えると訴えました。

(立憲民主党・新人 山内佳菜子候補)「私、山内佳菜子は、この参院選でやはり一番は一人ひとりの故郷を守りたい」

このほか、人口減少対策を急ぐことや農業政策で消費者と生産者の両方を支援すること、それに、母親としての自身の経験から、子育て支援にも取り組んでいくことなどを強調しました。

自民党の現職で3期目を目指す長峯誠 氏は、700を超える企業・団体から推薦を受け組織を固めていて、県内各地を巡り、現場の思いを国政に届けたいとしています。

AIによる分析で目立ったキーワードは、「国土強靭化」。県内の高速道路の未開通区間「ミッシングリンク」の解消や4車線化の実現に加え、新燃岳や南海トラフ地震に触れ、県民の命を守るために国土強靭化を進める必要があると強調ました。

(長峯誠候補【自民・現】)「県民お一人でも、お一人でも多くの方のを命を守っていく。そのための予算としてこの国土強靭化予算しっかりと進めて参りたい」

このほか、民主党政権時代の批判や、物価高対策を予算の裏付けがある政策で着実に実行すること、それに、農業政策では、県民の声を反映させることなどを訴えました。

候補者の第一声の分析でした。MRTは、ホームページに「選挙に行こう参院選2025」と題し、特設ページを公開しています。

候補者の主張や第一声をノーカットで公開していますので、判断の材料にご覧ください。