甲子園決勝の舞台「スタンドから見ている景色と全然違った」
岡田には忘れられない光景がある。2年春のセンバツ大会ではベンチ入りできなかったが、決勝戦のボールボーイとして甲子園の土を踏んだ。「スタンドから見ている景色と全然違った。ボールボーイでもとても楽しかった。プレーしたらもっと楽しいんだろうなと思った」。ベンチ横に座り、去年のエース今朝丸裕喜投手(阪神)が投げる姿を見ながら、自分も憧れのマウンドに立つことをイメージしていた。
夏の県大会に向けて岡田は「1戦必勝で勝ちを積み上げていけば、甲子園に繋がっていく。目の前の一戦をしっかり勝ち切ることを意識して戦っていきたい。先輩たちはセンバツでは2年連続準優勝だった。僕らが夏の頂点に立ったら先輩たちもきっと喜んでくれると思う」と意気込みを語る。報徳学園の初戦は7月12日(土)。ベイコム球場(尼崎)で県尼崎と尼崎小田の勝者と対戦する。(取材・文 MBSアナウンサー 金山泉)
◆岡田壮真(おかだ・そうま)
兵庫県宝塚市出身 178㎝77㎏ 左投左打
報徳学園中~報徳学園高
報徳学園高では2年秋に背番号1で県大会2回戦敗退。
3年春は背番号11で県大会準優勝。
好きな食べ物 母親が作るミートソーススパゲッティ。
【野球サイコー!取材後記】
先輩たちを「コエテユケ」。「本当の最高はこれから始まる」。
※「コエテユケ」「本当の最高はこれから始まる」…B’z「GO FOR IT,BABY -キオクの山脈-」の歌詞
◆取材・文 金山泉(かなやまいずみ)
MBSアナウンサー。1982年6月5日生、新潟県上越市出身。 野球とB’zをこよなく愛する。投手として首都大学リーグ2部で通算11勝(8敗)をマークした。