今月23日の慰霊の日を前に、沖縄戦の激戦地となった糸満市の議会が20日、戦後80年の市議会平和宣言を全会一致で決議しました。

糸満市議会は6月定例会最終本会議で、戦後80年の市議会平和宣言を全会一致で決議しました。

▼金城幸盛市議
「糸満市議会は、戦争のない未来、生命尊厳の社会をつくるため、歩みを止めず、市民とともに進むことを、ここに強く宣言します」

平和宣言では、沖縄戦の記憶を風化させず、その実相と教訓を発信することなどを掲げています。

▼金城幸盛市議
「再び戦争を起こしてはならない。そして、平和への想いをしっかり言葉に込めて、次の世代に託せるようなものにしたいという思いで提案させていただきました」

糸満市議会での平和宣言の決議は戦後70年の2015年以来です。