14日の宮城県内は、西日本から近づく前線の影響で朝から厚い雲に覆われて、仙台では午前10時以降、弱い雨が降ってきました。

雨雲は14日夜にかけて東北北部にまで広がり、15日(日)以降も、日本海側の地域を中心に曇りや雨の日が多くなると予想されることから、仙台管区気象台は14日午前11時、東北地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
東北南部(福島・山形・宮城県)では平年より2日遅く、去年より9日早い梅雨入り、東北北部(岩手・青森・秋田県)では平年より1日、去年より9日ともに早い梅雨入りです。

【東北地方は梅雨入り早々“中休み”に突入?】

全国の週間予報を見てみると、来週後半にかけて晴れマークが並んでいて、まるで梅雨明けの頃に見るような天気予報に。

暖かく湿った空気をもたらす夏の太平洋高気圧が北に大きく張り出すためで、全国的に17日(火)から19日(木)にかけてを中心に真夏のような厳しい暑さとなる見込みで、東北地方でも35度以上の猛暑日が予想されている地域もあります。

梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日程度の「移り変わり」の期間があります。梅雨入りしたからといって、毎日くもりや雨となるわけではないものの、東北地方にとっては、梅雨入り早々に梅雨の中休みがやってきそうです。

熱中症のリスクを少しでも減らすため、こまめな水分・塩分補給を心がけるとともに、今のうちにエアコンの試運転などを済ませておくことをおすすめします。