なぜ?自治体でこんなに違う“給食費” 一律無償化の壁とは
出水キャスター:
実は給食費は都道府県によってばらつきがあります。

【平均月額(小学校)】(文科省 2023年5月1日現在)
福島県:5314円
富山県:5311円
新潟県:5265円
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滋賀県:3933円
こういったばらつきがある中、いま政府内では小学校の給食無償化を恒久財源の確保策と併せて議論していこうという話も出ています。
2025年2月の衆院・予算委で石破総理も「2026度以降、できる限り早期の制度化を目指したい」と発言していて、給食無償化の動きが進んでいます。
ただ、学校給食の無償化には課題もあります。学校給食に詳しい千葉工業大学の福嶋尚子准教授によると、

▼自治体ごとに制度がバラバラ
▼食単価の基準をどうするか
▼財源の使い道の明確化
▼アレルギーや不登校で給食を食べない児童・生徒への対応
などの課題があります。
こうした中で、給食無償化はどうなっていくのでしょうか。

石田健さん:
税収が上振れた分をわかりやすく(国民に)還元するという考え方もあるとは思いますが、こういった現場の方々の努力や疲弊、子どもが安心してよりよい給食を食べられるように、ぜひ未来の投資にお金を使ってほしいなと思います。
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<プロフィール>
石田 健さん
ニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長
鋭い視点で政治・経済・社会問題などを解説