子どもの耳は菌が入りやすい

こうした中耳炎、特に乳幼児が発症しやすいとされています。

子育て中の母親
「1回なりました。夕方に急に『耳が痛い』って泣きだして。ずっと夜も『耳が痛い痛い』って」
「1回なると何回もなる感じで、耳鼻科に通っているとは(周りで)よく聞きます」
「市販の電動の鼻吸い機で、鼻水が出ていたらこまめに吸うようにしています」

中耳と鼻の奥を結ぶ耳管は子どもの場合、大人よりも短く、水平に近い角度で太いのが特徴。

そのため鼻水や喉の炎症が耳に届きやすく、細菌やウイルスが侵入しやすいのです。

また、子どもは免疫機能が未熟であることや、保育園などで風邪などの感染症にかかる機会が多いことも中耳炎を繰り返しやすい要因となります。