痛みに発熱、鼓膜に穴も…中耳炎の種類
中耳炎には「急性中耳炎」「慢性中耳炎」「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」「真珠腫性(しんじゅしゅせい)中耳炎」などさまざまな種類がありますが、最も多いのは急性中耳炎です。
伊東耳鼻咽喉科クリニック 伊東宗治院長
「鼻の奥が耳と『耳管』でつながっていまして、風邪の症状から耳管を通して中耳に炎症がいってしまう」
急性中耳炎の鼓膜の画像をみると、正常な鼓膜と比べ、赤く腫れあがっているのが分かります。
炎症によって鼓膜の内側に膿がたまり腫れることで痛みや耳だれ、聞こえにくさ、発熱などの症状が出ます。

伊東耳鼻咽喉科クリニック 伊東宗治院長
「ある程度症状があれば最初から抗生剤を内服していただいて、耳だれなどが出てくる場合は、合わせて液体の目薬みたいな『点耳薬』、そういったものを使っていただく」

しかし、急性中耳炎が完全に治らなかったり繰り返したりすると「慢性中耳炎」になる場合があります。
慢性中耳炎は鼓膜に穴が開いたままとなり、難聴や開いた穴から分泌物が出る耳だれを繰り返すなどの症状が出ます。