安すぎる備蓄米の登場で輸入米は

輸入米にかかる1キロあたり341円の関税を入れても小売価格は5キロ約3500円になるため、4000円を超えた国産米には勝てると見込んだのです。
(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「基本、外国産米が(国産米より)少し安い位置にあったほうが、外国産米は売りやすいと思う。日本人なので国産のコメが、みんな欲しいのは当たり前。(備蓄米の方が安くなったら外国産米は)売れ行きが悪くなると思う」
しかし、放出された備蓄米。それでも少し安く売ることは可能で、何とか切り抜けられるはずでした。ところが予想以上の古古米人気、いくら何でも5キロ2000円とは勝負になりません。消費者が何より求めていたのは安さでした。

先月30日に行ったインタビューでは…
(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「(外国産米が)売れ残るのか。あるいは2000円の備蓄米をメインに売って、外国産米は後回しになるかな。(新米が入ってきたら新米と)並行して売ってはいきたいと思うけれど。契約をもらった分が後回しになるのか、キャンセルはないと思うが、その辺は心配ですね」
安すぎる小泉米が市場からなくなるのを待って、輸入米を売り出していくしかないのか。業者の悩みは続きます。