台湾、アメリカから輸入もしたが…

消費者が一気に備蓄米へ向かう中、気を揉んでいるのが卸売業者です。岐阜市の米卸売業者「ギフライス」ではコメの高騰を受けて昨年末には既にコメの輸入も始めていました。

(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「台湾のコメが短粒種という日本のコメとほとんど変わらないものが入庫してきた」

輸入する台湾米は全部で約100トン。

(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「食感は日本のコメとあまり変わらない」

この他、アメリカ産の「カルローズ」も約400トン輸入します。

(ギフライス 恩田喜弘 社長)
「全国の卸売業者は国が備蓄米を放出することを、去年の段階では誰も思っていなかった。僕らも決意して輸入した。(備蓄米の放出が分かっていれば)輸入しなくて済んだか、ここまで輸入しなくて済んだ」

凶作とコメの高騰を受け輸入に舵を切ったときには、まだ国内の備蓄米が放出される見通しはありませんでした。