脳をクールダウンさせる鼻呼吸とは?

20240710_suimin-000322101.jpg
 では、どうやって脳を冷やすのがいいのか。脳の自律神経の中枢は鼻腔に近い場所にあるため、鼻から冷たい空気を吸うことが自律神経の中枢を冷やすことに一番良いです。風呂場でのぼせてしまうのは、風呂場の室温自体が高くなっているため、鼻から吸う空気も熱くなり脳が温まってしまうからだということで、これは熱中症の一歩手前の状態です。

 また、鼻がつまったときもボーっとしますが、これも鼻がつまることで、酸素が減っているのではなく、冷やせなくなるからボーッとするということです。
20240710_suimin-000415735.jpg
 梶本医師が推奨している「脳をクールダウンさせる鼻呼吸」を紹介します。まず、鼻からゆっくり3秒間、息を吸います。その後、4秒間、息を止めます。そして5秒間、口からゆっくり息を吐きます。これは海外で確立されている方法で、これを涼しい部屋の中で3回繰り返すと、脳を冷やすことにつながるということです。