開通を待ちわびたのは旅館でも 「いつになってもいいように準備」
この日を今か今かと待ちわびていたのが、ホワイトロードの無料区間内にある中宮温泉です。開通に合わせて創業150年を超える老舗「にしやま旅館」も、ようやく16日から営業を始めました。

例年、ゴールデンウィーク期間中は数百人以上が訪れていたというこちらの旅館。
かき入れ時のシーズンに営業が叶わなかったもどかしさを抱えつつも、客を迎え入れる準備は万端です。
温泉を利用した人「電話してきた。きょうからということで、正午ごろから入って夕方5時ごろまで背中がぽかぽかあったかい」
にしやま旅館・西山喜治六代湯守「いつになってもいいように、少しずつではあるが開湯に向けての準備を進めてきた。新緑のなかで森林浴を楽しんでほしい」
石川県側の無料区間では2020年2月、斜面が崩落する事故が発生。
県がこれまで進めてきた対策工事が23日にようやく完了する見通しで、6年ぶりに全線、2車線での通行が可能となります。

また、中宮料金所から岐阜県境までの有料区間は、6月中旬以降の開通を見込んでいます。