岐阜県美濃市では今年度から小学1、2年生の通知表がなくなります。一体なぜなのでしょうか?

イメージ

(美濃市の小学4年生)
「(Q:通知表に どんなイメージがありますか?)ドキドキ。帰ったら怒られるかなって」

学期ごとにもらえる通知表に対するイメージ、皆さん様々あるかと思いますが…。岐阜県美濃市では驚きの変化が!

(美濃市 教育委員会 島田昌紀 教育長)
「小学校1年生と2年生の通知表を今年度から作成しない」

美濃市内に5つある全ての小学校で、1年生と2年生の通知表をなくすことを決定したのです。

美濃市 教育委員会 島田昌紀 教育長

ことの始まりは去年11月…、教育委員から低学年の児童に渡す通知表の必要性について疑問の声があがりました。それを受け5つの小学校の校長が集まって検討し、翌12月には1年生と2年生の通知表をなくすことが決まりました。

そして、今年度は1年生だけ、来年度からは1年生と2年生の通知表がなくなります。その理由は?

(美濃市 教育委員会 島田昌紀 教育長)
「例えば『友達よりも自分は勉強が苦手なんだ』とか『みんなは(◎が)これだけあるのに、これだけしかない』というような劣等感とか。低学年の発達段階で、そういうものを感じる。そういう素地をつくることを防いでいきたい」

通知表を見せ合うなどして児童たちが比較することで、いらぬ劣等感を抱くのはよくないという考えです。