通知表に書かれた文章は難しすぎる?

さらに、こんな理由も…。
(美濃市 教育委員会 島田昌紀 教育長)
「(通知表は)教育用語が多くて、とても難しい。内容を小学校低学年の子どもが理解するのは非常に難しい」
実際に、これまで渡していた美濃市の1年生の通知表を見せてもらいました。例えば国語の欄には。
『言葉を通じて積極的に人と関わったり、思いや考えを持ったりしながら、言葉がもつよさを感じようとしているとともに、楽しんで読書をし、言葉をよりよく使おうとしている』
この書かれている内容を理解し、受けた評価に対しての受け止め方が親も子も難しいという考えです。

(中1・小3・年中の子どもがいる美濃市民の女性)
「項目が難しかったので『どうして、これが〇だったのか』とか親からして話せない部分がたくさんあった」
評価は◎と○、そして△の3つです。子も親も丸が減った増えたということだけを注目し、できないことに話が偏るのは良くないという美濃市。

ほかにも音楽では。
『音楽の要素を聴き取り、それが生むよさや面白さ、美しさを感じ取り、それらと聴き取ったこととの関わりについて考え、表現について思いをもち、曲や演奏の楽しさを見いだし、音楽を味わって聴いている』
この表現も、すぐに理解するには難しいですね。