日本の医療を受けたい中国の富裕層

(機能神経外科 中坪大輔 医師)
「非常に超音波が通りやすい方ですね。すごく弱くても45℃まで上がっているので。注意しておかないといけない」

照射位置が数ミリずれるだけで脳の大切な部分が焼けて、手のしびれや言語障害が出る恐れも。経験と高い技術が求められます。

王さんの治療が進む中、娘の諾(ダク)さんが病院にある質問を…。

(王さんの娘 諾さん)
「認知症の治療領域で強みを教えていただけますか」

実は諾さんは中国で医療ツーリズムをサポートする会社を経営しています。父親の治療を日本の医療機関とのパイプ作りにも役立てたい考えです。

(王さんの娘 諾さん)
「中国の地方の医療サービスを考えると、もしかしたら日本の1970年代くらいかもしれない。中国の富裕層には日本の医療を受けたい人がたくさんいるので、このビジネスにはニーズがあります」