詐欺電話 やりとりの実態は…

これはトビラシステムズが記録した詐欺電話。発信元は中国の成都です。

(ニセ携帯電話会社)「はい、こちら(携帯会社名)カスタマーセンター担当ヒラモトがお伺いいたします」
(調査会社の女性)「あ…もしもし」
(ニセ携帯電話会社)「この番号から迷惑メールの送信、また被害の通報を受けていまして。携帯電話の不正利用・不正契約がされている可能性があります」
(調査会社の女性)「はい」
(ニセ携帯電話会社)「福岡県警察本部捜査二課に内線番号で緊急通報としておつなぎいたします」

こう話すと、携帯電話会社から「内線」で「福岡県警」に電話をつなぐ「ありえない展開」に。

(ニセ福岡県警1)「福岡県警本部。事件ですか?事故ですか?」
(調査会社の女性)「事件です」

この詐欺電話、携帯電話会社・福岡県警・警視庁といった複数の人物が次々登場する「劇場型」と呼ばれる手口。警察官を名乗る男に指示され、LINEのビデオ通話でやりとりを続けることに。

すると…

(警察官を名乗る男)「いったんですね、私が警察手帳見せますね」

男が偽物の警察手帳を見せてきます。