ダイヤ改正後の混雑率は128%に

車両の定員に対して乗車した人数の割合を示す「混雑率」は、去年10月時点の大濠公園~赤坂間で朝のラッシュ時に134.5%と首都圏の地下鉄並になっていました。

ダイヤ改正後の「混雑率」をみてみると。

福岡市交通局 運転課 福井新之助 課長
「3月の空港線のダイヤ改正で、それまで135%ほどあった混雑率が、128%ほどということで7ポイント減少しています」

車両の位置などによって混み具合にばらつきがあるものの、福岡市が目安としていた130%を割り込んでいます。

乗客数 今後も増える見込み

福岡市によりますと、地下鉄の輸送人員は新型コロナの影響で落ち込んだものの、再び増加しコロナ禍前の水準に戻っています。

市の人口増加に伴い乗客の数は今後も増える見込みで2031年度には全線で1日あたり60万人余りと今のおよそ1.2倍になると想定しています。

ただ、これ以上の増便は難しいと担当者は話します。

福岡市交通局 運転課 福井新之助 課長
「やはり安全に運行するためには一定間隔の車両の間隔が必要なんですけれども、それが今のシステムでいくと、3分を切るぐらいというのが、設備的な限界に近い状況になっています」