今年1月に埼玉で起きた道路の陥没事故を受けて、鹿児島でも対策を強化です。
道路や下水道などを管理する行政と事業者が連携し、陥没のリスクなどを共有していくことになりました。

今年1月に埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故では、トラックが転落し、運転手の男性が今も行方不明です。陥没は老朽化した下水道管の破損が原因とみられています。

事故を受けて25日、県内の国道事務所や自治体、通信・ガス会社などからおよそ100人が参加し、対策の強化に向けた初めての会議を開きました。これまで、国や自治体、事業者は、地下の空洞や下水道の損傷などをそれぞれ調査していて、情報共有が十分にできていませんでした。

25日の会議では、来月以降、陥没リスクの共有や、重複していた調査の効率化を進めていくことを確認しました。

(鹿児島国道事務所 古賀尚永副所長)「全国的に埋設管の老朽化が進んでいるのは間違いない。陥没を未然に防ぐために取り組む」

会議では今後、農業関係の送水パイプについても情報共有の枠組みに加えられないか、検討することにしています。