石川県と岐阜県を結ぶ白山白川郷ホワイトロードについて、道路を管理する県林業公社は、例年4月下旬に開通する石川県側の無料区間でなだれが発生し、開通が5月中旬ごろにずれ込むと明らかにしました。
白山白川郷ホワイトロードは、風光明媚な山岳地帯を走る、全長およそ33キロの道路です。このうち、全長4.5キロの石川県側の無料区間は、有料区間に先立って例年4月下旬に開通しています。

ところが、2025年は3月末時点の積雪が2メートル50センチと、2024年の3倍以上となっているほか、4月22日には、無料区間の入り口からおよそ1.4キロ付近の斜面で残雪によるなだれが発生したということです。
県林業公社は、道路上に堆積していた土砂を含んだ雪は取り除いたものの、周辺に残る雪や土砂が道路に流れ出る危険があることから、当面は通行車両の安全が確保できないとして、開通時期の延期を決めました。

石川県側の無料区間の開通は5月中旬にずれ込む予定で、有料区間を含む全線開通は6月中旬を予定しています。