利用者への情報提供やクーポン配布も有効

不便な立体駐車場を避け、空きスペースを探す車が平面駐車場に滞留することで、新たな車が駐車場に入れず周辺が渋滞するといいます。どこからでも店に入りやすい駐車場の設計が重要とする一方、利用者自身に車の利用を分散させるための情報提供も大事だといいます。
(西成活裕 教授)
「駐車場の満空情報を外から見られるようにしたり、出る人に、どちらの出口がスムーズかを館内で知らせる。そういった情報を提供していくだけで分散が図れる。行動変容を促すという意味で、そういったことを外に発信していくことが重要」

また今回、臨時駐車場を利用した際などに配られるクーポンも渋滞対策のための有効な手段だといいます。
(西成活裕 教授)
「(金額が)いくらのときに人は行動変容するのか(ショッピングモール側も)かなり研究している。電車代や他のことを考えても高い金額設定。 効果検証は、これからだと思うが、手探りで状況に合わせて変えていく」