弘法山を、人々の憩いの場所に…。
40年前に描いた夢はいま、現実のものになっています。
頂上に立てば、まるで雲海のように視界いっぱいに広がる桜。
晴れた日には、北アルプスの山々も一望できます。

近くに住む人:
「改めて上から見たらすごい!こんな景色ないよね。10年ぶりくらい。ずっと単身赴任で離れていたんで」
地元の大学生:
「春って感じ!ここがね、一番きれいだよね小学校から来てるしね」
近くに住む人:
「あんまりないですよね、桜に囲まれるっていう」
この景色を後世にも繋ごうと、今年、新たな取り組みも始まりました。
「これ、3メートルくらいあるオオヤマザクラという桜の原種です」
16日、弘法山を訪れたのは市内の才教学園中学の生徒たち。
若い力を借りて、山道の脇の一角にオオヤマザクラの苗木15本が植えられました。
松本アルプスライオンズクラブ 三浦守孝会長:
「桜の寿命は60年ですからそれはもう植えただけではだめで、ライオンズクラブとして植えた責任としてこの桜を守る。末永くずっと弘法山が桜の名所としてもっともっと発展して続くことを期待して」

40年前植えた木が寿命を迎える前に、これから毎年5本から10本ほど新たな桜を植えていく計画です。
市民の夢から始まった桜の名所、弘法山。人々に愛されながら、この先も受け継がれていきます。