入場ゲートやトイレで大混雑…なぜ?
万博開幕3日目で見えてきた4つの課題「混雑・行列」「雨風・暑さ」「スマホ」「食事」。
まず、混雑・行列の課題についてです。開幕当日には「並ばない万博のはずでは?」「入場も退場も大行列」「帰りのオペレーション最悪」などの声が聞かれました。一方で、平日となった2日目、3日目には「思っていたよりスムーズに入場できた」「帰りもスムーズに駅まで来られた。平日ってステキ」など、混雑はあまりなかったという来場者も多くいました。
万博協会によりますと、開幕日の日曜日は夢洲駅で帰宅者を入場規制したということですが、これは悪天候で人が多く安全に配慮したためだととしています。また土日が混み平日が少ないのはよくあることで、今後、土日をいかにスムーズに進めていくかが課題だとしています。そして、できるだけ予約時間に近いときに来てほしいと呼びかけています。
また、開幕当日にはトイレも大混雑。「トイレの半分は使用不可」「使用中か空室か分からない」などの声が上がっていました。
混雑が起きた背景には“わかりにくさ”があったかもしれません。会場内にあるトイレは入り口と出口が異なるトイレの仕様になっていますが、そのことを説明する人がいませんでした。また、ランプが点灯することで使用中かどうかがわかる仕組みですが、そのランプの不具合で一部使用禁止になっていて、ほかのトイレで行列ができました。
一方で実際には、2日目と3日目の会場では多くのトイレは空いていました。また、大阪・関西万博の公式アプリではトイレの混雑状況を確認することもできます。
3日目の午前中に行列ができていた“意外な場所”、それは200円で買える会場の地図の販売所です。会場内の「東ゲート」と「西ゲート」のそばの1か所ずつにしかなく、レジも1つだったため1時間待ちの行列ができていました。地図はアプリで無料で見られるため混雑が予想されていなかった可能性があります。紙で地図を見たい人は印刷して持参してもいいかもしれません。