開示された600枚の資料目を引いたのは「宿泊料」

約600枚におよぶ資料を調べていく中で、目を引いたのはホテルなどの「宿泊料」です。

特に高かったのが去年5月に実施されたハワイでの視察。

一行が宿泊したのは観光客でにぎわうワイキキビーチの中心に建ち、1600室以上を誇るオーシャンフロントの高級リゾートホテルです。
公費で参加したのは県議会議員5人と随行した県職員2人で、1人当たりの金額はおよそ11万円。

ただ、一番安い部屋を見ると変動はあるものの11万円より数万円安い日がほとんどでした。
議会事務局によりますと基本的に1人1部屋で、職員は一番安いグレード、議員は職員より高いグレードの部屋に宿泊。

海外視察に参加したことがある議員によると「議員の部屋のグレードは当選した回数によって異なり、中にはスイートに泊まる人もいる」ということです。

また、2024年4月の視察では急遽、予定になかったアラブ首長国連邦の中心都市ドバイを訪問しましたが、この時、宿泊していたのが中心部にある5つ星ホテル。

公費から支出されていた宿泊料は、1泊およそ6万円でした。

実際に宿泊したホテルのホームページを調べてみると…

野島裕輝 記者
「部屋を見てみますと安いところだと2万円台から3万円台のものがあります。ただ6万円台の部屋のものとなりますと、こちらのスイートを開いてみますと5万から6万円台があります」