使用していたバッテリーはリコール対象品だった

自転車を購入したのは「約6年半前」ですが、事故の後、分かったことがありました。使用していたバッテリーは内部の劣化などによって、発火する可能性が判明した「リコール対象品」だったのです。
伊藤さんの姉は、それを知らずに使い続けていたのです。
Nスタがメーカーに確認したところ、3年前から購入者などに周知してきたといいますが、伊藤さんの姉には連絡が来ていなかったようです。
専門家に話を聞くと…
高柳キャスター
「どういうメカニズムで爆発・発火するのでしょうか」

電力中央研究所 特任役員・池谷知彦さん
「劣化のメカニズムとし、一番多くあるパターンは、充電時に温度が若干高い所であったり、思いきり(温度が)低いときに電池の劣化が進みます」
劣化したバッテリーを「充電しすぎる」、「外部から衝撃を与える」ことなどで火災につながる可能性もあるといいます。

利用者からは…
電動自転車を使う人
「うちのバッテリーも5~6年使っていて、新しいのに変えなきゃと言いながら、まだ使えるからいいやと(交換を)していないので、ちょっと怖いなと思いますね」