長年愛され、食卓や職場で定番となっている商品には、2025年は100周年を迎えるものが多くあります。長く愛されるための時代に合わせた変化とは…?
女性の洋服率1% 100年前の日本

齋藤慎太郎キャスター:
熱海駅が開業100周年を迎えましたが、そんな100年前(1925年)の日本はどういう状況だったのでしょうか。
人口は5973万6822人で、現在の半分程度です。
銀座通りを歩く女性の洋服率は1%で、ほとんどの人が和服を着ていました。
※「今和次郎集 第8巻(服装研究)」より
そして、25歳以上の男性に選挙権が与えられ、山手線が環状運転を始め、日本初のラジオ放送も、このころ始まり、徐々に近代化が進んでいったというわけです。
マヨネーズも100周年 アメリカで食べたものに魅了され開発

齋藤キャスター:
100年前に誕生したもので、今も欠かせないものがたくさんあります。
「キユーピー マヨネーズ」は1925年に発売されました。
キユーピーによると、当時の日本は砂糖・塩、酢、醤油、味噌などが調味料として主流だったそうですが、生野菜を食べる文化がなかったということです。
そのため、マヨネーズが整髪料に間違えられたという逸話があるそうです。

キユーピー創始者・中島董一郎さんは、アメリカでポテトサラダを食べて魅了され、マヨネーズを開発したといいます。
そんなポテトサラダが美味しく作れるコツをキユーピーに聞きました。
「具材10:マヨネーズ2」という比率が一番美味しいそうです。
キユーピー広報
「和えるタイミングが大事!じゃがいもが人肌に冷めた時にマヨネーズを和えると味がなじむ」
井上貴博キャスター:
日本に入ってきて日本の味が海外に行って、タイなどで日本に売っていないマヨネーズが売っていたりしますね。