中学・高校時代のニックネームは「班長」 大学では「主任」

―――まずは、久保田さんの子ども時代について教えていただけますか?
割とおとなしかったと思います。父親の仕事の関係で結構、転校が多かったんです。入った小学校、出た小学校、入った中学校、出た中学校、入った高校、出た高校がみんな違います。中学生の時のニックネームは「班長」でした。高校生の時も「班長」。入学した学校、卒業した学校は違うのに、転校先で必ず「前の学校でなんて呼ばれていたの?」という話になり、自ずと引き継がれて。大学のときは「主任」って呼ばれていました。
―――いつもどこかのトップなのですね。
トップというわけじゃないんでしょうけど。トップなら「社長」なんでしょうけどね。そうではなくて「班長」や「主任」と呼ばれていました。

―――子どもの頃からスポーツは好きでしたか?
好きは好きでしたね。野球はちょっとやっていましたけど、いわゆるトップアスリートではありませんでした。普通に少年野球をやっているレベル。スポーツに関わるようになったのは、仕事をするようになってからです。厳密にいうと学生時代のアルバイトからですね。スポーツの感動はよく「筋書きのないドラマ」って言われますよね、勝ち負けはコントロールできるわけではないので。思い通りにならないことに携わっていて、人はスポーツに心震わせるのがすごく尊いものに思えて。私はトップアスリートではないけど、それを届けられる、関われる仕事に携わっているのは、私にとってはうれしいことだし、やりがい、生きがいになっています。