進化した「人間洗濯機」 体だけでなく、心も洗う!?
「ミライ人間洗濯機」はカラダを自動で洗うだけではない。ココロも洗うことができるお風呂を目指し、サイエンスは大阪大学と共同で研究開発を進めている。どんな研究が行われているのか、実際にテスト機で体験させてもらった。

大阪大学 産業科学研究所 神吉輝夫准教授:
心拍をとり、そこから自律神経の解析をして、緊張状態にあるのかリラックス状態にあるのかを調べる。

大阪大学・産業科学研究所の神吉准教授は「ミライ人間洗濯機」での入浴時に心拍数や自律神経の状態を解析する研究をしている。
大阪大学 産業科学研究所 神吉輝夫准教授:
心拍は座っている椅子の裏に心電(図)の電極があり、人間っていうのは微弱な電気信号を出している。この心拍から解析をして、今自律神経の交感神経が高いのか、副交感神経が高いのか解析ができる。

――映像が流れているが、この映像は?
大阪大学 産業科学研究所 神吉輝夫准教授:
例えば自律神経が高ぶって興奮状態にあると、AIが判断して、ここにその人それぞれの好みの映像を映し出す。リラックスしてもらう。将来的な話になるが、毎日お風呂にはいっていただくことで、自分自身のパーソナライズされたデータがたくさん蓄積されていきますので、個人専用のAIで判断して、個人専用の映像が映し出されるとかカスタマイズされたものにしていこうというのが今のプロジェクト。さらに、心拍数のデータなどを蓄積することによって、日々の健康管理とともに病気の早期発見につながるシステムを開発しようとしている。

来月4月13日に開幕する大阪・関西万博。55年ぶりに出展される「人間洗濯機」開発への思いとは…














