【仕掛け人の葛藤】都市部のイベントで課される“制限”…守りすぎると満足度減少
(台野真吾さん)「こういう都心の中でやるっていうところに制限が多すぎて。音も『これくらいにしろ』とか。それを守りすぎると満足度が減る。どうしたらいいんですかね」
もう時間がありません。なんとか最善の方法をさがします。
まずはウォーターショー。見る人を引き付けられるよう、改めて調整。光の当て方を変えたり、水の量を増やしたりすることで、より華やかに仕上げていきます。
また、「全く聞こえないレベル」とまで言われたプロジェクションマッピングの音楽。元々は陸から流していましたが、近隣のマンションや店への配慮から大きな音は出せませんでした。そこで、船のスピーカーからも音楽を出すようにすると…
(台野真吾さん)「船にも(スピーカーが)付いていて、これくらいの音が出るって言ってるから、大体の船はいけるやろうな」
明るさについても改善しました。プロジェクターをテスト運航から10台以上追加。さらに、本来横向きに置いて使うプロジェクターを縦向きに設置しました。こうすることで、縦に長い橋脚に対し、より強い光を当てられるようになります。光の強さが最大になるよう、1本1本微調整していきます。
(台野真吾さん)「もうあとは全面に映ったところを見てもらうっていう。僕も見て、色味もはっきりしているなって思うので、楽しみですね」