QuizKnockの今後の展望

野村:
最後に、QuizKnock事業において、今後どのような青写真を描いていますか?

衣川:
いろいろありますが、ひとつ感じているのは、関わっているメンバーの熱意や発想をさらに広く届けることです。

QuizKnockのコンテンツの中で、私が絶対に作れなかったと思うのが「QuizKnockの動画ができるまで」のドキュメンタリー(※)です。
※:2023年1月に公開された「【密着6ヶ月】ドキュメンタリー|QuizKnockの動画ができるまで」

野村:
素晴らしい映像でした。

衣川:
あれは、私やマネジメント層はあまり関与せず、制作メンバーが視聴者に何を届けたいのか、どのように届けるのがより良いのかを考え抜いて作った動画です。ふくらPや伊沢の思いはもちろん、他の作り手の思いも込められています。私も動画を観て、メンバーがこんな風に魂を込めてもの作りをしていることが嬉しかったです。

だから、熱意からつくられた彼らの発想を更に届けられるようにしたいですね。QuizKnockの作り手や関わるメンバーが増えていく中で、彼らのアイデアを大きくする機会を増やしていきたいと考えています。

<聞き手・野村高文>
音声プロデューサー・編集者。PHP研究所、ボストン・コンサルティング・グループ、NewsPicksを経て独立し、現在はPodcast Studio Chronicle代表。毎週月曜日の朝6時に配信しているTBS Podcast「東京ビジネスハブ」のパーソナリティを務める。