サッカー成績で金利上乗せ? ユニークなキャンペーン

上村キャスター:
そして、ユニークなキャンペーンで顧客獲得を目指すものもありました。

山口県の西京銀行のキャンペーンでは、新規口座を開設し、3月末の時点で預金残高が100万円以上の方に5万円を贈呈。好評につき、前倒しで終了となりました。

また、広島銀行ではサッカークラブ「サンフレッチェ広島」の成績に応じ、定期預金の金利を上乗せするということです(3月末まで)。たとえばJリーグや天皇杯など、仮に3大タイトルをすべて獲得したときは2.0%上乗せするということで、広島の方は応援にも力が入るかもしれません。

では、今後はどうなるのでしょうか。加谷さんは「日銀は追加で金利を上げていく方向なので、銀行の金利は今後も上がる可能性がある。“3年もの”定期預金を組むのは、様子を見てからでもいいのでは」と話しています。

井上キャスター:
銀行の金利ばかりを見ていると「上がってきたな」と思いますが、物価上昇率を見ると「もっと上がっているしな…」となります。いろいろな数字を見比べないといけませんね。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
キャンペーンがどんどん豊富になってきて、ネット銀行、地方銀行、メガバンクと、私たちが知り得るものはたくさんありすぎます。

ただ、最近思うのは、メガバンクのサービスはよくなっていますよね。すごく親切に教えてくれるようになっています。あれは、いろいろなサービスで顧客の取り合いになっているからだったのでしょうか。

ホラン千秋キャスター:
今まではあまり考えずにメガバンクに預けていましたが、いろいろな数字が出てくるので、違うところに預けてみようかと考えるきっかけにもなります。

でも、どこにどうするかというのは、キャンペーンが出揃って落ち着いてから決めたほうがよさそうでしょうか?

経済評論家 加谷珪一さん:
日銀はまだ金利を上げていく方向性で、物価もまだ上がっているため、専門家の多くは、まだ金利は上がると予想しています。

今3年ものの定期預金を組んでしまうよりは、もう少し金利が上がってから組んだほうが得かもしれません。先読みをしながら考えて様子見して、あまり焦らないほうがいいのではないかと私は思います。

井上キャスター:
広島の地銀の特殊性みたいなものは、すごく応援したくなりますね。

経済評論家 加谷珪一さん:
こういうものはいいですよね。